メイド居酒屋「ぱんだらんど」レポート 2004/9/4
首都圏では着々と増えつつある、「メイドスタイルの居酒屋」ですが、東海地区にもついに誕生。開店日というわけにはいきませんが、取材に行ってきました。
2日目のレポートについては、小鉄の徒然記。さんが書かれています。どうぞご覧ください。(8/31分)
さて、ではまずアクセス方法から。一番アクセスしやすいのは名鉄ですね。
現状ではぐるなびが公式な情報の発信源であり、クーポン、店舗地図なども掲載されています。
店の住所は、岐阜県岐阜市玉宮町2-4-1 E2ビル1F 058−263−5324です。
営業時間は17時から。

ホテルニュー岐阜の裏側になります。地図では玉宮町「2」と書いてあるあたり。
アクセス方法を写真で解説。名鉄新岐阜駅前をスタートとします。徒歩3分程度。
1.スクランブル交差点。十六銀行とPARCOがあります。
2.この二つの建物の間を、ミスタードーナツまで進みます。
3.ミスドまで来たら右折、北進。
4.十六銀行にそってすすみ、雀荘のある四つ角で左折、西進。
5.夜なのでわかりにくいですが西進。
6.開店するとこういう看板が出ます。
1Fというよりは中1F。
目印は9/4現在、中地下1Fのホストクラブ(爆笑)というか最初これに目を取られてウホッいい男ってわけで通過してしまった罠_| ̄|○
階段を登って店内へ。
外観がやや目立ちにくいため、1Fだと思っていると通り過ぎてしまうかも。周辺は小さなお店、ブティック、飲み屋が集中しているため、気をつけてください。
店内は、テーブルが6つ(4人がけ、あるいは5人掛け)と、カウンター席(約10席)と、広いとは言えないものの、十分な人数がはいることができます。
お勧めの席は、店内に入って右奥の4人掛けの席。奥まっていて、メイドが動く様子はあまり見られませんが、落ち着いて過ごせるのではないかと。
店に入って右側を見た、店内外観。この右にもテーブルが3つ。
柱のデッドスペースをうまく活用。
手ぶれてしまいましたが、はいって左側のカウンター席。やや狭い?
カウンター。
店内の小物はやはりパンダ。
テーブルクロスがあったりなかったりと、統一感というところはこれから整備というところでしょうか。内装はこぎれいにまとめてあり、落ち着いて飲食を楽しむことができます。テーブルクロスは撥水タイプなので、コースターがあると良いか。テーブルには調味料、コミュニケーションノートなどが備え付けてあります。
続いてメニューと、飲食物について。
メイド居酒屋という響きからして、コストがかかるから、味は今ひとつか、と思っていたら、なかなかどうして、大健闘!きちんとしたものが次々と出てきて、大満足。チェーン店の居酒屋よりはるかにおいしい食べ物でした。この時点でポイントは赤丸急上昇。これならもう一度来てもよいですな。
コース料理3000円+2000円飲み放題というのもあるため、好みに応じて選ぶと良いでしょう。コースの場合は、事前の予約があると、仕入れがきちんとできるため、ぜひ電話予約をしてください。飲みが大好きな人はぜひコースで。
…読めますか?
メイドサワー…?詳細は後で。
…リサイズのため、何がなんだか分かりませんね^^;
このミニベルは、店内の奥まった席においてあります。使い方はもはや…ね?スタッフの視界からややはずれるためだと予想。
まずは普通のメニューを抜粋して紹介。
豚しょうが。辛すぎず、なかなか良い味わいでした。おすすめ。手作り感がうれしい。
青ネギチャーハン。…ピラフと言った方が正しいのかもしれません。
豚キムチチャーハン。こちらは辛めのため、お酒に良く合います。これもおいしい。お勧め。
ややお見苦しいですが軟骨からあげ。
岩塩?が振ってあり、一仕事してあります。こりこりとした歯ざわりがきちんと楽しめながらも、硬すぎず、なかなかの逸品でした。
飲みの定番、枝豆。しっかりしたさやと、大粒な豆がよいですね。
小籠包。
全体的に、ご飯物、あるいは揚げ物がおいしいという感じを受けました。こまめに取り皿を替えにきてくれたのはうれしかったですね。このような、細やかな心遣いが重要だと思います。空いた皿を下げるタイミングも、食べ終わってしばらく経ってからという、うまい間の取り方ができていました。
では、いよいよメイド居酒屋ならではの、実演料理の紹介です。LittleBSDやCafe Anise seedあたりからそのままノウハウをもってきた、というものはありますが、そこはそれを承知の上で楽しんでもらえればよいのではないでしょうか。模倣から始まる開拓もありますし。
協力:「ふくてん」こと副店長さん、トモミさん他
@メイドおにぎり
具が梅、鮭などから選べます。ラップで包んで握ってくれるのと、手で直接握ってくれる2パターンが選べます。やはり直接握ってもらうのがよいのかな?梅がおいしかったですね。
Aメイド寿司
おにぎり、寿司など、現段階ではワゴンの上で二次調理を行います。飲食物の運搬は基本的にワゴン使用。
まだまだ発展途上、がんばれ。
こんな感じ…。
実は新しい試み。開店1週間で、なんとか形にはなってきたけど、最初は寿司飯が平たくなってしまったこともあるとか。シャリがけっこういけます。
B幸せのメイドオムレツ
おなじみ、ケチャップで落書き。星のマーク、ハートマーク、カタカナによる文字(リクエスト可)。
このような感じ。
オムレツは、チーズとちりめんじゃこを選んだ上で、、中に練り込んでくれます。半熟感がおいしいですね。お勧めメニュー。
Cメイドかき氷
もしかして手作り…?やはり。
使っているのが、製氷皿のブロックアイスなので、かき氷器の刃にうまく当たらず、四苦八苦している姿に萌える方は楽しめるのではないでしょうか。
シロップは桃、ライチ、カルピスと、おそらくサワーに使う物と同一。甘めでおいしかったですね。
製作風景。ワゴンの天板が壊れないかひやひやです。
Dホタテと大根のサラダ、メイドトッピング
サラダ一式。実は初めての演出でした。
コーンとアスパラを選んでトッピング、ドレッシングをかけてくれるという内容ですね。
このような感じで。
Eメイドサワー
既存のアイデアを用いたものです。と言いたいところですが、実は二通りあり、
・メイドサワー(ラムネなどをサワーにメイドが注いでくれる、ビンに残ったドリンクはそのままもらえる)
・ぐりぐりミックス(フルーツ搾り)
の2種類。なお店長さんによればラムネサワーがおすすめ、ということ。ラムネのフタを取る時にメイドがびっくりする様子がいいよ、とか…。
ラムネサワーを作る様子。
こちらはぐりぐりミックス。
なぜミックスか…というと、レモン、オレンジ、グレープフルーツの3種の果汁を混ぜるという所からのネーミング。なんとも贅沢な使い方で驚きました。柑橘類のミックスのため、やや味が不透明になってしまっている感はありますが、一生懸命メイドが搾ってくれる様子はなかなか見応えがあります。
料理を振り替えると、とにかくきちんと作っている、ということ。岐阜という土地柄か、店舗そのものにかかるコストが抑えられているため、その分料理にきちんとしたお金をかけられるのでしょう。普通に行って、飲食を楽しむことができます。個人的には満足。
サービス面では、開店1週間程度ということで、これから形作って行くということになると思います。たどたどしい手つきでサワーを作る様子は、研修を兼ねているな、と暖かい目で見守りたいところ。完成された姿を見るのは、それはそれで楽しめますが、今ならドジっ娘満載で、むしろおもしろいかとおもいます。
…実はインタビューの中で衝撃の事実が。
さて、店長の大平さんにインタビューを行いました。
・開店のきっかけはなんでしょうか?開店までの苦労話などあればお教えください。
→もともと居酒屋を考えていたのですが、6月の終わり頃、コスプレのお店(居酒屋)をやろうと思いました。制服について、いろいろ考えましたが、メイド服なら人気があるようだと思い、メイドカフェでGO!などを見て決めました。
居酒屋のノウハウはあるので、そちらは苦労という事はありません。店自体の準備もスムーズにいきました。ただ、アルバイトの子が、衣装に抵抗がある子、ない子がいましたね。また勘違いも多いです。ホットペッパーに情報を掲載していただくわけですが、そこでも風俗店…?と思われたところがありました。そこが苦労、ですね。
・店長の目からみた魅力とはなんでしょう。
→魅力という点では微妙かもしれませんが、女性スタッフに天然系の子が多いかな?それをあえて採用したところもありますが。制服は、オーダーメイドにすると、コストがかなり高くなるので、既製品を利用しました。
・そうなると、バイトの採用基準などはどうなりますか。
→TOWNWORKで募集をかけたところ、60人ほどが応募してきました。コスプレイヤーというわけではなく、普通に地元の人がバイト志望をなさってますね。時給は1000円と、岐阜としてはかなり高額の給与というのも大きいと思います。容姿を重視するのは仕方ないです。その上で天然系の子を考えました。
コスプレイヤーさんは、アキバ系の方への対応がそれなりに分かっていらっしゃるとは思います。ただ、知識がありすぎる、という方もいるのは事実です。むしろ当店としては、普通の人に働いて頂き、むしろお客様がアニメやゲームの知識を教えてくださるくらいで良いのではないかな、と思っています。
・店名の由来をお教えください。
→メイド服は、白と黒が基調になりますので、その色から名付けました。黒白を逆にしたメイド服もあり、それをパンダ制服?というらしく、それを聞いたのもあります。
・店舗の立地として、大須をはずし、岐阜を選んだ理由は?
→元々私が岐阜に住んでいることもありますが、岐阜というのは、服の問屋が集中しているため、服飾関係や、変わったお店が多い土地です。そこに、たまたま今の場所が空いたため、駅から近いこともあり、ここを選びました。本来ならば、全国から人が集まる、名古屋でやるべきなのでしょうが、保証金や店子料などの問題があります。まずはこの地で成功すれば、名古屋への進出も考えています。
筆者注)岐阜の名古屋からのアクセスはとてもよい。電車で20分程度。
・経営の中で、このお店をどんなお店に育て上げていきたいですか?
→そうですね…。グッドウィルさんは、いわゆるオタク層へどう対応するかというノウハウをお持ちで、その上でメイド喫茶を開店されたのではないかなと思います。私は、オタク層へのノウハウはあまりありませんが、居酒屋のノウハウは持ってます。そこからみなさんに、いかがですか?と訴えていきたいですね。もちろん、居酒屋といえば○○、といった、チェーン店に知名度ではかないませんが、当店にはエンターテイメントの要素があります。そこを重視して、勝ち残っていきたいですね。
また、お客様の質が、ある程度はわかっているのはありがたいです。わかっていてお店を楽しんでくださるのは、やりやすいです。もし一般の方が来られるなら、コスプレ居酒屋チェーンも面白いかもしれませんね(笑)
・お客様のターゲットは基本的にアキバ系と。
→ぐるなびではそれっぽいことを書いていますが…、実際、コアなお客様は、決して多くないでしょう。10人に1人くらい?ですので、他のお客様もとりこみたいですね。女性、サラリーマンを含めた。ただ、お金を一番持っているのはアキバ系の方ですね。ここぞと言うところで使ってくださるのもそちらの方。決して最先端、表舞台には出なくても、アキバ系の方が確実に消費の面では(日本を)支えているのではないでしょうか。
・開店にあたり、参考にされたお店があれば教えてください。全国のコンセプト系店舗には行かれましたか?
→いやぁ、もう一つお店を持っているので(筆者注:居酒屋どんでん返し、ファミリー向け、岐阜県岐阜市神田町6−10,058−212−0290)行く時間はないですねえ。特に、ひよこ家さんとかLittleBSDさんを参考にさせていただきましたが、名古屋へ調査に行くのはたやすいですが、東京となるとつらいです。
・コンセプト系店舗増加に伴い、雑誌・TVなどのマスメディア露出の機会が増えていますが、どんな姿勢をとっていきたいですか?
→どんどん出ます。雑誌でもTVでも。
・現在の悩み、問題点はありますか?
→開店前に、あまり情報を流しませんでした。先行のお店が、大々的に告知をかけて、3時間も4時間も待って、結局入れなかったとか、そういう話を見ましたので、スタッフが慣れていないのに、お客様をお待たせするのは失礼にあたると思いましたので。ですので、初日の入りは、平日と言うこともあり、少なめでしたね。
(筆者注:4日は初の土曜ということもあり、7時の時点でお店はほぼ満席に。)
悩みと言うよりは、もっとメイド料理を増やしたいですね(笑)
・宣伝媒体として、インターネットの利用をどのくらい重視していますか?
→現状では公式HPはありませんが…ぜひ検索してきてください。ぐるなびのクーポンで、サワーなどをサービスさせていただきますので。
・新たにいらっしゃるお客さんへのおすすめメニューなどありましたら、お教えください。
→@メイド寿司Aメイドサワー(特にラムネ、さわやかで良い感じです)B豚しょうが ですね。
・ライバル店舗さんへメッセージをどうぞ。(具体的に挙げて頂いて結構です)もしくは、気になるお店、でも結構です。
→名古屋に出るとすれば、月天さんがコンセプトという点では、共通する部分があると言えなくもないんですが…実は月天さんと野菜の仕入れ先、同じなんですよ(笑)
・お客様へのメッセージをお願いします。
→天然系のかわいい女の子がたくさんいますので、アニメやゲームのこと等、おしえてあげてください。
副店長さんからのメッセージ。
「みんな、一生懸命やってますので、よろしくお願いいたします。青ネギチャーハンがメニューの中では好きですね。実は…お酒があまり飲めないんです。リンゴジュースが好きです(笑)あと、まだバイトは募集してますので、応募なさってみてください」
「まだ考えていて、やっていきたいことですが、コミュニケーションノートにぜひ書き込みをしてください。メイドが返信を書くようにしていきたいと思います。手書きの味わいは素敵ですよ」
総括。制服ありきのお店か、お店ありきの制服か、という点では、ぱんだらんどは後者に位置します。まずは居酒屋としての足固めをしっかりする。サービス面ではまだまだ荒削りな部分があり、またアイデアも他店のものを参考にする所がありますが、名古屋から出たサービスが全国に波及したように、首都圏初で逆に東海地域に入ってきたものがある、というのも、ありではないでしょうか。何より、きちんとした物を、価格的に「普通に」食べられるのはありがたいですね。三河地域からはやや遠くなりますが、必ずまた行こうと思わせるお店です。
正直、秋葉原でLittleBSDという、しっかりした居酒屋を見ていたので、大丈夫かな?と、不安に思いながら訪れたお店でしたが、ふたを開けてみれば、とても良いお店でした。ぜひ行ってみるのがよろしいかと思います。
なお、ポイントカードは1000円1ポイント、20ポイントでプレゼントがあります。(内容未確認)(ぉぃ
参考リンク(倒壊三バカトリオ)